しょうぶ湯って、日本の風習のひとつとして、端午の節句に入る習慣があります。この伝統は奈良時代から続いており、古くは厄除けや健康長寿を願う儀式の一環として親しまれてきました。しょうぶ(菖蒲)は「勝負」に通じることから、武士にも縁起の良いものとして好まれたと言われていたそうです。
今年もしょうぶ湯を楽しんでいただきました。湯に入る前、スタッフが皆さんにしょうぶの葉を手渡すと、「懐かしいね」「いい香りだ」と声が上がり、手のひらに乗せた菖蒲を眺めながら、笑みを浮かべていらっしゃいました。

しょうぶ湯には、血行を促進し、心身の疲れを癒す効能があります。その香りにはリラックス効果があり、湯に浸かることで体も心も温まり、穏やかな気持ちになるそうです。ご利用者の方々にとっては、筋肉のこわばりを和らげ、眠りの質を向上させる効果も期待できたのではないでしょうかw
ただ湯に浸かるだけでなく、しょうぶを手に取り、昔を思い出しながら語り合う時間は、とても楽しかったです。これからも、皆さんの笑顔が広がるひとときを届けていきたいと思っています。