願いを乗せた笹の葉が揺れて。笑顔と温もりに包まれた、よかひよりの七夕

こんにちは!「よかひより」です。

7月に入り、今年も待ちに待った「七夕行事」を開催いたしました。

今回は、準備から当日までの職員の奮闘と、ご利用者様の笑顔が溢れた温かい1日の様子をお届けします。

目次

■ はじまりは、お一人おひとりの「大切な想い」から

今回の七夕を迎えるにあたり、私たちが何よりも大切にしたのは、「ご利用者様お一人おひとりの心の声に耳を傾けること」でした。

「元気でよかひよりに来れますように」「世界が平和でありますように」「毎日楽しくすごせますように」と、ご自身で、あるいは職員と一緒に楽しそうに短冊に願いを書き留めていらっしゃいました。

しかし、ある数名の方々にお声がけをすると、

「うーん、私はもう願い事なんてないよ」「特に思い浮かばないねぇ」

と、寂しそうに微笑まれる方が少なくありませんでした。「願い事」と大きく幅広い問いかけに対してすぐには頭の中で整理出来ず言葉に詰まってしまう方もいらっしゃいます。または「これ以上望んでは申し訳ない」「どうせ叶わないから」と、無意識に心にブレーキをかけてしまわれることは、実はよくあることです。

言葉の裏にあるそうした「戸惑い」や「遠慮」をそっと解きほぐしたくて職員たちで具体的に問いかけていきました。

「大きな願い事じゃなくていいんですよ。最近食べたいな〜と思うものはありますか?」

「どなたかに合いたいとかはないですか?」「ご家族に何か願うことはないですか?」

すると……「あぁ、忘れとった!息子にあいたい!」「家族には幸せに暮らして欲しい」「美味しいものが食べたい」と、利用者様の表情がパッと明るくなり、次々と大切な想いが溢れてきたのです。

一枚一枚の短冊に綴られた願い事には、皆様のこれまでの歩みや、今この瞬間の秘めたる想いが溢れていました。その大切な願いを職員が一緒に受け止め、文字に紡ぐ。そのプロセスすべてが、私たちにとってもかけがえのない時間となりました。

■ 6月から紡いだ、みんなの「手仕事」

実は、七夕の準備は6月から始まっていました。

レクリエーションの時間を使って、ご利用者様と職員が机を並べ、折り紙で飾り作りに挑戦。

ご高齢のご利用者様にとって、細かな折り紙の作業はちょっぴり難易度が高く、苦戦される場面もありました。「ここは難しいね」「こう折ると綺麗ですよ」と声を掛け合いながら、気付けば職員の手が多く加わることに。

それでも、みんなの「綺麗にしたい!」という想いが一つになり、完成した笹飾りは、驚くほど豪華で華やかなものになりました!

ホールに設置された色鮮やかな笹を見たご利用者様から、「わぁ、綺麗やねぇ」と歓声が上がった瞬間、それまでの苦労がすべて吹き飛ぶような感動に包まりました。

 ■ 当日の様子:由来を学び、願いを天に届けて

当日はまず、職員から七夕の由来についてお話をさせていただきました。皆様、昔を懐かしむようにじっくり耳を傾けて下さいました。

お話のあとは、いよいよクライマックスの短冊飾りです。

「できる限り、ご本人の手で願いを飾っていただきたい」

そんな想いから、事前に飾りを8割方仕上げておいた笹に、ご自身で短冊を結んでいただきました。

安全面を最優先に考慮した結果(歩行時に頭に当たらないよう高さを保ったため)、今回は数名の方しか直接飾ることができませんでしたが、ご自身の手で結ばれた瞬間の、どこか誇らしげで嬉そうな表情は、本当に輝いていました。

 ■ お腹も心も満たされる、特別なお食事の時間

飾り付けが終わった後は、お待ちかねの特別行事食です!

今回は、料理長の嶋本より、本日のこだわりのメニューについて皆様へご紹介させていただきました。

「今日のお料理はね……」と説明が始まると、皆様の目はキラキラ。

心のこもった特別な七夕メニューを前に、会場のあちこちから「美味しいね」「夏らしいね」とたくさんの笑顔がこぼれ、お腹も心も満たされる最高の締めくくりとなりました。

■ 編集後記 〜これからも、より良い「思い出」を紡ぐために〜

今回の七夕は、準備にたくさんの時間を費やした割には、当日の飾り付けの瞬間があっという間に過ぎてしまい、ご利用者様からの言葉もいつもより少し控えめに感じられる部分もありました。また、「もっと多くの方に自分の手で飾っていただきたかった」という安全面とのジレンマなど、職員としては多くの課題も見つかりました。

しかし、あのとき「願いはない」とおっしゃっていた方の本当の想いを引き出せた喜びや、「もっと喜んでいただきたい」という悔しさこそが、私たち「よかひより」の原動力です。

ご利用者様の安全を守りながら、どうすればもっと全員で感動を分かち合えるか。この課題を大切に持ち帰り、来年はさらにバージョンアップした笑顔あふれる七夕をお届けしたいと思っています!

短冊に込められた皆様の願いが、どうか天まで届きますように。(*ᴗˬᴗ)人

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