7月7日は七夕でしたね。当施設では、皆さんに短冊へ願いを込めていただきました。壁面には美しい竹の飾り付けを施し、色とりどりの短冊に皆さん願いを書かれていました。文字を書くことが難しい方には職員が代筆し、たくさんの願いが集まりました。


「毎日自分の足で立ちたい」という前向きな願いや、「今年も元気に過ごしたい」という日々の健康を願うもの、中には「アワビが食べたい!」といった可愛らしい願いも。最近、病気のためベッドで食事をされている方からは、「皆さんと一緒に食事がしたい」という切実な願いも聞かれ、改めて七夕という行事の大切さを感じました。


七夕を彩る特別メニュー
七夕にちなんで、この日は特別食をご用意しました。普段の食事は、本部の栄養士が365日、栄養バランスを考えて献立を作成し、当施設の調理師が心を込めて調理しています。しかし今回は、当施設と同じ敷地内にある「よかひより」と合同でメニューを考案・調理しました。

特に工夫を凝らしたのは、様々な食形態に対応したお食事です。通常の食事はもちろん、咀嚼や嚥下が難しい方のために提供しているソフト食など、一人ひとりの状態に合わせた形でご提供しました。驚かれるかもしれませんが、お稲荷さんのような形のものでも、中にはきちんとペースト状のご飯が入っているんですよ。こうした細やかな配慮と調理師たちの丁寧な作業には、いつも感謝しています。

調理師たちが腕を振るう様子を見ていると、いつも美味しそうな香りが漂ってきて、思わず「お腹が空いたな…」と感じるほどです(笑)。そして何より、利用者さんの皆さんが今回の特別食は残さずに召し上がってくださったことが、私たちにとって最高の喜びとなりました。



