敬老祝賀会のご報告

この度は、去る9月21日に開催いたしました、当施設敬老会の様子をご報告させていただきます。

敬老会当日の工夫と喜び

敬老会の準備段階から、入居者様にも楽しんでいただきたいという思いで工夫を凝らしました。特に、近年注目されている「介護美容」の考えを取り入れ、お一人おひとりの生活に彩りを添えることを目指しました。

職員の手作りのコサージュをご用意すると、皆様から「きれいね」とたくさんの笑顔がこぼれました。このコサージュ選びでは、服に合わせて色を選ばれたり、「この色をつけるから」と衣装を替えてくださったりする方もいらっしゃり、皆様の主体的な参加の姿勢に喜びを感じました。さらに、普段とは違うお化粧を施すと、嬉しそうに微笑まれるお姿も見られ、ご自身の「美」や「身だしなみ」に対する意識を高めることが、生活への意欲や自尊心を育む大きな要素となることを改めて実感いたしました。

当日の行事食は、いつもより品数を多くご用意いたしました。皆様が「ごちそうね」「美味しい」と、普段は食が細い方も残さず召し上がっておられました。

皆様が和やかに、そして穏やかな雰囲気の中で、敬老の日を祝うことができたことを大変嬉しく思います。なお、昼食で力を使い果たされたのか、その日の夕食は残される方が続出したという微笑ましいご報告もあり、改めて盛大で充実した一日であったことを感じました。

100歳の方へ感謝を込めて

そして、今年は100歳を迎えられた方もいらっしゃいます。最近では、ほぼ寝たきりの生活を送られておりますが、当施設長より敬老の日にちなんだ感謝状を手渡すと、「ありがとう」と、笑顔でお応えくださいました。その笑顔は、私たち職員にとって何よりの宝物となりました。

これからも、入居者様が毎日を笑顔で、そしてその方らしく過ごせるよう、職員一同、より一層努めてまいります。

最後に、皆さまにはおやつとして酒饅頭を召し上がっていただき、盛況のうちに敬老祝賀会は終えることができました。

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